木造弁財天坐像
- よみ
- もくぞうべんざいてんざぞう
- 指定・種別
- 市指定・彫刻
- 員数
- 1躯
- 法量
- 像高42.0cm
- 材質
- 木造(割矧造) 彩色 玉眼
- 時代
- 室町時代 応永17年(1410)
- 附(つけたり)
- 十五童子像・牛・馬・船・車
- 所在
- 一色町 佐久島弁財天堂
佐久島の南東にある筒島に建つ弁財天堂の秘仏本尊で、弁財天の眷属(けんぞく)である十五童子像を伴う。弁財天は古代インドの聖なる河の神が仏教に取り入れられたもので、日本では水に関わる場所に祀られることが多い。
本像は頭上に宇賀神を載せ、八本の腕には剣・宝珠・鉾・鑰(鍵)・宝棒・法輪・箭・弓を持つ。像内部(体幹部前面材)に「応永十七□庚寅七月十九日」との墨書があり、この時期に制作されたものとみられる。
江戸時代には「三河三弁天」の一つに数えられ(『三河国二葉松』)、現在に至るまで佐久島の人々によって大切に守り伝えられてきた。
巳年と亥年の夏の大祭日に開帳が行われる。
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