地蔵菩薩半跏像(所蔵:巨海町 個人宅)
- よみ
- じぞうぼさつはんかぞう
- 指定・種別
- 市指定・彫刻
- 員数
- 1躯
- 法量
- 像高(坐高)65.5cm
- 材質
- 木造 彩色 彫眼
- 時代
- 鎌倉時代
- 所蔵
- 巨海町 個人宅
中世の西条城を築いた足利義氏が承久年中(1219~22)に創建したといわれる(『三河国二葉松』)長寿尼廃寺の本尊であったと伝えられる。秀麗で微笑をたたえた余裕のある表情は堂々とした偉丈夫の相を示し、典型的な鎌倉前期の慶派の面貌である。左眼周辺の当て木、指先の一部、台座、持物、光背、胸飾は後補で、左膝下以下、懸裳、像表面の白地彩色も中古の補修によると思われる。像全体の矧目の緩みや損傷が激しいが、全体として当初の清新な造形は留められている。
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