和鏡

- よみ
 - わきょう
 - 指定・種別
 - 市指定・工芸
 - 員数
 - 1面
 - 法量
 - 鏡径19.4cm 周縁厚2mm 周縁幅4mm
 - 材質
 - 鋳銅製
 - 時代
 - 南北朝時代 暦応4年(1341)頃
 - 所蔵
 - 寺津町 寺津八幡社
 
円形の奉納鏡で、鏡背全面に松、鶴、岩礁、波、女郎花を組み合わせた蓬莱文様(不老長寿の妙薬のある中国伝説上の蓬莱山のイメージを描く文様)を描く。中央の鈕は扁平な円形素鈕。上部に後補の穿孔がある。鏡面に奉納銘「敬白八幡大菩薩御寶前/右志趣者源教綱為現世安穏/受楽延命子孫繁昌天下泰/平王朝安平衆病悉除身/心快楽當来往後報佛報土/仍所願如件/暦應四秊五月五日敬白」が刻まれる。奉納者「源教綱」については中世西条吉良氏の重臣で永正年間(1504~21)に寺津城を築いたとされる大河内氏(近世に大河内松平氏となる)ゆかりの人物の可能性があるが、系譜などに名が記されないことから検討を要する。柔らかなタッチのヘラ押しによって鋳出された蓬莱文は古様を示しており、制作年は寄進年よりやや遡る可能性もある。
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