魚鼓
- よみ
- ぎょこ
- 指定・種別
- 市指定・工芸
- 員数
- 1口
- 法量
- 高15.8cm 長65.9cm 厚6.1cm
- 材質
- 木製 黒漆塗 目玉ガラス製
- 時代
- 桃山時代 天正12年(1584)
- 所蔵
- 満全町 康全寺(西尾市岩瀬文庫寄託)
魚鼓とは木で魚の形をかたどり、腹を木槌で打ち鳴らして使用する禅宗の僧具である。康全寺の魚鼓は細長い鯉形で、鰭や鰓、鱗を険しく刻み、小型ながら迫力のある姿。胴部両面に格挟間形の区画を縁取り、中央に撞座、左右に印と文字「斎前堂飯擲」「天正十弐甲申春如月作之」を陽刻している。桃山時代にまで遡る魚鼓の古例として貴重である。
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