職人歌合絵巻

ページ番号1002796  更新日 2021年4月21日

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写真:職人歌合絵巻1

写真:職人歌合絵巻2

よみ
しょくにんうたあわせえまき
指定・種別
市指定・絵画
員数
1巻 巻子
法量
縦34.5cm 横1258.6cm
材質
紙本濃彩 金銀泥・切箔・砂子
時代
江戸時代前期
所蔵
吉良町岡山 華蔵寺

左右一組の職人が和歌を詠み、優劣を競うという設定の『七十一番職人歌合』から十二番を選び、華麗な絵巻に仕立てたもの(写真は“放下”と“鉢叩”)。延宝8年(1680)に幕府高家吉良上野介義央が菩提寺である華蔵寺に奉納した。
詞書は大炊御門経孝をはじめ11人の公家の筆によるもので、官位や生没年から承応3年(1654)12月21日から明暦4年(1658)3月12日の間に書かれたと推定される。
絵は、『七十一番』の職人図をもとに、同種の『東北院職人歌合』『三十二番職人歌合』の図を組み合わせたり、服装に当世の風俗や職人の姿を反映した改変を行い、建物やその他の人物、景物を盛り込んで画面を賑やかにしている。上質な絵の具による丹念な彩色、金銀彩を効果的に使用した上品な画面から、貴人向けの上製絵巻や画帖を説く意図する大和絵系町絵師によるものと思われる。

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