釈迦一尊
- よみ
- しゃかいっそん
- 指定・種別
- 市指定・絵画
- 員数
- 1幅
- 法量
- 縦94.9cm 横40.6cm
- 材質
- 絹本濃彩
- 時代
- 南北朝~室町時代
- 所蔵
- 下矢田町 養寿寺(西尾市岩瀬文庫寄託)
全体に損傷や後世の補筆が及ぶため本来の姿が判然としないが、掌を広げた右手を垂下し、胸前に掌を上に向けた左手を掲げる如来が画面右から歩み寄る姿が描かれる。寺伝では釈迦如来とされるが、この印相は京都・清浄華院の阿弥陀三尊像や京都・禅林寺の阿弥陀三尊像にみられるもので、また高麗仏画の中にも同様の図像の阿弥陀如来像が見られることから、本図も本来は阿弥陀如来であった可能性が高い。左手の掌の朱の描き起こし線にかろうじて当初の繊細な肉身表現が窺われる。
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