華蔵寺村曲輪
- よみ
- けぞうじちょうのくるわ
- 指定・種別
- 市指定・史跡
- 指定範囲
- 幅7m 延長400m
- 時代
- 江戸時代前期
- 所在
- 花蔵寺町五貫目東
『花蔵寺村由来記』によると同村の開発は元和元年(1615)で、南の須美川、北の広田川、西の矢作古川に囲まれるため、たびたび洪水に見舞われた。このため、寛文元年(1661)に村の周囲を取り囲む総長2,126間(3826.8m)に及ぶ惣堤(輪中堤)が作られた。工事の前後は、同村は西尾藩領から天領(幕府直轄地)に移された。現在は約400mを残すのみであるが、古図によって全体の規模をうかがうことができる。現存する部分は高さ2m、幅7mで、大樹が生い茂り、往時の壮大な姿をうかがうことができる。
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