市制70周年記念エリアドラマ「江戸からきたキラくん」

ページ番号1009185  更新日 2023年12月27日

印刷大きな文字で印刷

江戸からきたキラくんポスター

視聴者プレゼント(三河一色産うなぎ お食事券 7,000円分を7名様)

申込は放送終了後から1月12日 23:59まで!!

ドラマの感想など簡単なアンケートにお答えいただいた方の中から、抽選で7名の方に三河一色産うなぎ お食事券7,000円分をプレゼント!!

西尾市全編ロケの新春エリアドラマ

実は名君!?「忠臣蔵」の敵役、吉良上野介が令和の西尾に蘇る!?時代や場所を超越して描く、西尾市で繰り広げられる完全オリジナルのヒューマンドラマ。

 愛知県西尾市は、市制70周年を迎えるにあたり、西尾市の歴史・文化・観光スポット・特産品等の魅力を織り交ぜたエリアドラマを東海テレビ放送株式会社と連携して制作しました。物語は西尾市にゆかりのある「吉良上野介」が主役。歌舞伎や映画などで描かれる『忠臣蔵 』 では、赤穂浪士に仇討ちされる敵役だが、地元西尾市では名君とたたえられており、世間のイメージとは違う吉良像を知ることが出来る物語になっています。

放送日時等

令和6年1月2日(火曜日)午後2時~3時25分東海テレビ放送

あらすじ

佐野岳・岡本あずさ写真

 元禄15年12月、赤穂浪士に討ち入られ万事休すの吉良上野介。ところが、目を開けるとそこは令和の西尾市ロンドンバスの中!?しかも謎の若い男に乗り移ったようで容姿はすっかりイケメンに!そんな中、ケガをした上野介を介抱したのが、西尾市吉良町出身のエリート女子・高峰雲母。医師の父・義久とともに、上野介の世話をしようとするが、現代の「常識」を知らない上野介に振り回されることに。だが、その言動は「名君」ならではのもの。雲母もまた、上野介に救われかけるが、そんな中、実は……

出演者

 主演の実力派俳優・佐野岳は、仇討ちをされた次の瞬間、令和の西尾市で若い男に乗り移った吉良上野介を演じます。そんな吉良と遭遇し、現代の常識知らずの殿さまに振り回される30 代女子・高峰雲母役には、モデル出身の女優・岡本あずさが出演。雲母の父・義久役にキャイ~ンの天野ひろゆきや、江戸時代の吉良役でウド鈴木が出演、このほか元ボイメンの水野勝、「渡鬼」出演の実力派女優・清水由紀ら個性豊かな俳優陣も集まり、お正月に放送するエリアドラマを盛り上げます。 

ウド鈴木写真

コメント

主演:佐野岳 (令和に蘇った吉良上野介役)

佐野岳写真

「今回、地元愛知での撮影ということで、帰ってこられて嬉しいなという気持ちです。そして、西尾に来てこんないいところがあったんだと改めて知りました。物語は、笑って、ちょっと泣けて、少しだけ前に進めるような、そしてお正月に家族みんなで西尾を旅しているような気持ちになれる作品になっています。最後は、大どんでん返しが待っているので、そこもみんな驚いてくれると思います」

岡本あずさ(高峰雲母役)

岡本あずさ写真

「この作品は、一見ファンタジーという印象で始まりますが、進んでいくと人間味あふれるストーリーになっていて、私自身、台本を読み始めた時と読み終わった時の印象がすごく違うなあと感じました。私が演じる「雲母」という女の子は、背景にある部分が自分と重なるところもたくさんあって、役作りという面では、自分自身の悩みを今一度見つめ直したり、そういう時間を大事にしていました。現場は、地元愛知県の出演者やスタッフも多く自然と方言になったり、地元のお店トークで盛り上がって楽しかったですね」

天野ひろゆき(高峰義久役)

天野ひろゆき写真

「吉良上野介が地元では名君であるという話は聞いてはいましたが、まさか、それがタイムスリップ的なこんなドラマになるとは思いませんでした。何より、とても血が繋がっているとは思えない美しい娘との口げんかや吉良公と私の不思議な関係性を楽しんでいただければと思います」

撮影地(西尾市で全編ロケ)

撮影風景

 撮影地は吉良家の菩提寺である「華蔵寺」や、上野介が洪水から領地を守るために築いた「黄金堤」、歴史と文化が香る情緒豊かな「西尾市歴史公園」「旧近衛邸」「旧糟谷邸」、風光明媚な「吉良ワイキキビーチ」、その他にも、八面山展望台からの風景、しあわせの緑のロンドンバス、三河湾リゾートリンクス、順海町通り、SORAUMI GRAMPING BBQ RESTAURANT、うなぎ割烹みかわ三水亭、ゲストハウスきーず、玄楼窯、株式会社オティックス、名鉄吉良吉田駅付近、吉良吉田理容室付近、吉良高校前緑地で撮影が行われました。

取り上げられた特産品など

 西尾市の特産品である「抹茶」や「うなぎ」、市の花「バラ」を始め「イカフライのレモン煮」や伝統工芸品である「きらら鈴」、上野介の愛馬「赤馬」にちなんだミニトマト「赤美味」(あかうま)なども登場します。

主題歌「革命の音」Half time Old

Half time Old アーティスト写真

 2024年最初にお届けするエリアドラマにふさわしく、主題歌も愛知・名古屋市出身のロックバンド・ Half time Old が歌うことになりました。楽曲は11月15日にリリースされたDigitalMiniAlbum「ALPHA 」に収録された「革命の音」で、悩める現代人の背中を押すエモいロックチューンになっています。プロデューサーが聞いた瞬間に、「当て書きしたかのように、ドラマの内容にマッチしている!」と感動。主題歌として正式にオファーしたとのことです。
「ドラマにはとある秘密と大きなどんでん返しがあるのですが、それを知った上でラストに『革命の音』がかかった時、きっとその歌詞が見ている方々にものすごく刺さるはず!」とのことで、楽曲がどのようにドラマと化学反応を起こすか、期待して見ていただければと思います。

Half time Old

 名古屋出身の4 人組ロックバンド。 MV 「アウトフォーカス」が YouTube にて 530 万回再生突破! 2020 年、 au 三太郎シリーズの最新作「みんな自由だ」篇 TVCM ソングの歌唱・アレンジを Half time Old が担当し、この TVCM ソングは YouTube にて 1,000 万回再生突破!

エリアドラマの配信

 全国で視聴可能な配信として、TVer、Locipo、FODで放送日より1週間の無料見逃し配信あり。その後はFODプレミアムで有料配信あり。

吉良上野介義央公の名君エピソード

上野介の江戸幕府の役職:高家肝煎(こうけきもいり)

 高家(こうけ)とは、幕府の儀式や典礼を指導し、朝廷と幕府の間をとりもつ江戸幕府の役職をいいます。高家は足利将軍家の流れをくむ家など名家の末流から選出されました。その中でも高家肝煎とは、家や武家の儀礼・服飾・法令などの先例・典拠や礼儀作法に特に精通した者が選ばれた役職です。天皇に拝謁する機会もあるために高い官位を与えられていました。(吉良上野介も石高わずか4200石ながら官位は従四位上で、5万石の大名・浅野内匠頭が官位は従五位下であったことと比べると、高家の扱いの高さが分かります。)

 高家の主な仕事は、将軍の使者として朝廷の儀式に参加、勅使・院使の接待と饗応役の大名の礼儀作法を指南することなどです。

 上野介は礼儀作法に精通していたため高家肝煎として、幕府と朝礼の大事な儀式を司り、将軍に代わる仕事として高家のなかでも群を抜く24回もの上洛を務めました。

吉良流礼法(きらりゅうれいほう)

 「吉良流礼法」とは吉良家が大成した礼法の教科書をさします。徳川家康は天下泰平になったんだからこそ礼儀作法をきちんとしようと努め、その時に役に立った礼法の一つが吉良流礼法です。神前式で行われる三々九度は吉良流礼法の一部と言われています。

黄金堤(こがねづつみ)

 当時、吉良領では周辺の川が洪水を起こし、水路もそのたびに変わるという泥沼地帯でした。領民はこれにより田畑が流される被害に苦しんでいたため、吉良上野介は私財を投じて領民と共に長さ約180m、高さ4mの堤防を一夜で築き、水害から領民を救いました。

この堤防により、黄金色の稲穂が田を彩るようになったことから「黄金堤」と呼ばれるようになりました。

吉良の赤馬(きらのあかうま)

 三河吉良の領主であった吉良上野介は領内の水害などを防ぐため、自ら愛馬赤馬に乗り巡視にあたりました。その姿は威風堂々とし、愛馬も大変立派であったので、領民はこれを称えいつしか「赤馬」と呼ぶようになりました。

この赤馬をモデルに子どもの玩具として作られたのが「吉良の赤馬」の始まりであり、現在も郷土玩具として吉良上野介の善行が受け継がれています。

富好新田(とみよししんでん)

 吉良義央の夫人富子が眼病を患った際、身延山久遠寺七面堂に参詣したところ全快しました。上野介はこれに感謝し、その時のお告げに従い新田を築き、富子に因んで富好新田と名付けました。

上野介の幻の直筆の書状

 2020年に上野介の幻の直筆の書状(娘:鶴姫に充てた書状)が発見されました。(上野介:京都、鶴姫:江戸に滞在時のもの)
<要旨>「みんなが元気で嬉しい。おとうさんがいなくて寂しいだろうが、帰ったらいっぱいお話をしましょうね。御所で流行っているお土産を娘たちに買って送ってあげたからね。」などが書状に書かれています。

 細やかな愛情があふれる手紙は父の優しさが溢れています。子煩悩であり、家族を愛し、領民の暮らしのために力を尽くした上野介。忠臣蔵とは正反対の慈愛に満ちた名君の姿がうかがえます。

元禄赤穂事件(げんろくあこうじけん)

 元禄14年3月14日に赤穂藩主・浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみ・ながのり)が、高家・吉良上野介義央に対して、江戸城内松の廊下で刃傷事件を起こしたことが発端でした。浅野は即日切腹の裁き、吉良はお咎めなしということになり、処分に不服だった大石内蔵助良雄以下赤穂義士47人が、元禄15年12月14日に吉良邸に討入り、上野介を討ちました。この事件を元禄赤穂事件といいます。

 「仮名手本忠臣蔵」は歌舞伎等の演目のひとつで、元禄赤穂事件を題材に脚色が加えられた創作作品です。これは歌舞伎として人々の興味を引くために脚色がされており、史実の「元禄赤穂事件」とは異なる部分があります。内匠頭が上野介に切りかかった理由についても、賄賂説、乱心説、塩の製法説などがまことしやかに流布していますが、実ははっきりとした理由は分かっておりません。

協賛企業(50音順)

次の企業に応援していただきました。

このページに関するお問い合わせ

総合政策部 秘書政策課
〒445-8501 西尾市寄住町下田22番地

電話
  • 秘書:0563-65-2171
  • 企画政策・行政経営:0563-65-2154
ファクス
0563-56-0212

総合政策部秘書政策課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。