西尾の偉人(岩瀬 弥助)

ページ番号1007663  更新日 2022年11月25日

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岩瀬 弥助(いわせ やすけ)(1867年~1930年)

実業家・社会事業家:古典籍の宝庫「岩瀬文庫」の創設者

岩瀬弥助写真

西尾とのゆかり

幡豆郡須田町 生まれ(現西尾市須田町)

主な功績

・肥料商「山本屋」(須田町)の4代目当主。肥料商の経営や多種の基幹産業への株式投資などで30代で郡内随一の資産を成した。
・私財を投じてあらゆる本を蒐集し、明治41年(1908年)、私立図書館・岩瀬文庫(現在は古典籍の博物館)を設立。設立後も熱心に本を集め続け、現在の蔵書は8万冊余にものぼる。
・旧西尾藩士がつくった経済や社会情勢の学習会「懇話会」に入り、幹事となる。
・西尾町長に就任。
・西尾鉄道(名鉄西尾線の前身)を敷設、初代社長就任。
・康全寺境内に設立された西尾初の幼稚園へ毎年最高額を寄付。
・西尾の公傷病者救済基金へ寄付。
・西尾高等女学校(西尾高校の前身)、西尾蚕糸学校(鶴城丘高校)、西尾小学校本館の建設資金を寄付。
・西尾幼稚園が開園の際、園庭に猿舎と猿を寄付。
・関東大震災の折、罹災証明書を被災者から買い取ることで支援。
・日本赤十字社愛知支部へ匿名で多額の寄付。

名言

「余嘗て一小文庫を設立し、之を身にも人にも施し、且つ之を不朽に伝へんと欲す。是に於てか、吾が宿志、少しく酬はれたり。(私はかねてより文庫を設立し、自分だけでなく皆で活用することで、書物を未来永劫伝えてゆきたいと願っていた。今ここに岩瀬文庫を設立公開することで、長年の願いが少しは報われた)」
【岩瀬弥助が伊文神社に奉納した石灯籠の銘文より】

岩瀬弥助イラスト

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