救急救命士のエピペン®の投与対象拡大に係る実証事業の実施
救急救命士の救急救命処置に係る実証事業
西尾市消防本部が所属する西三河地区メディカルコントロール協議会は、厚生労働省が実施する「救急救命士の救急救命処置に係る実証事業」に参加します。
1 対象となる救急救命処置
アナフィラキシーの重度傷病者に対するアドレナリン筋肉内投与の処置範囲拡大
2 現行の救急救命処置との違い
現在の法令では、救急救命士はアナフィラキシーの重度傷病者が自己注射が可能なアドレナリン製剤(以下、「エピペン®」という。)を交付され所持している場合に限り、当該傷病者に代わって投与することができます。
今回の実証事業では、救急車に積載したエピペン®を用いて、医師の具体的指示のもと、エピペン®を所持していないアナフィラキシーの重度傷病者に対してアドレナリンの筋肉内投与を行います。これまで投与対象ではなかった傷病者に対して、救急車に積載されたエピペン®を早期に投与することで、症状の改善が期待されます。
3 実証事業に参加する救急救命士
あらかじめ定められた講習を修了し、西三河地区メディカルコントロール協議会による認定を受けた救急救命士
4 実証事業に参加する救急隊
消防署本署の救急隊
5 実証事業対応指示医
あらかじめ定められた講習を修了した医師が、今回の実証事業に関わる救急救命士処置の指示をします。
6 実証事業の対象期間
令和7年8月1日(金曜日)から令和7年10月15日(水曜日)までの期間
原則平日午前8時30分から午後5時まで
実証事業対応指示医による指示体制の確保のため、時間を限定しています。
※ 西三河地区メディカルコントルール協議会とは、5つの消防本部(岡崎市消防本部、豊田市消防本部、西尾市消防本部、幸田町消防本部、衣浦東部広域連合消防局)、西三河地域の各救命救急センター、医療機関、医師会、保健所で構成された協議会です。救急救命士が行う救急救命処置の医学的な質を保証することを目的とし、西三河地区の救急業務を支えています。
※ 厚生労働科学研究「救急救命士が行う業務の質の向上に資する研究」
厚生労働行政推進調査事業「救急救命処置「アナフィラキシーに対する自己注射が可能なアドレナリン(エピネフリン)製剤によるアドレナリンの筋肉内投与」の投与対象拡大に係る実施体制整備研究」
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