織田信長書状
- よみ
- おだのぶながしょじょう
- 指定・種別
- 市指定・歴史資料
- 員数
- 1通
- 法量
- 縦31.0cm 横47.3cm
- 時代
- 戦国時代 天正9年(1581)
- 所蔵
- 横手町 個人蔵
織田信長が徳川家康に宛てた書簡。文面より天正9年のものと思われる。前半では、洛中馬揃え(天正9年2月28日挙行)用に家康が献上した鹿毛の馬に対する礼を述べ、この馬が大変気に入ったこと、信長自身も葦毛の馬を出すつもりであることを伝える。これらは『信長公記』に見られる、馬揃えに牽き出された名馬「一番、鬼葦毛」「四番、三河鹿毛」と一致する。また、温かみのある親しげな語り口は、信長と家康の親密な関係を伺わせる。後半では、遠州高天神城の戦局について触れ、一層油断なく手配をするよう伝え、詳細は追って使者を通じて指示するとある。高天神城攻めは直接的には家康―武田勝頼間の攻防であるが、たとえ家康の分国内の戦闘であろうと、信長の対武田攻略構想の一環と位置付けられていたことが知られる。
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