金蓮寺弥陀堂
- よみ
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こんれんじみだどう
- 指定・種別
- 国指定・建造物
- 員数
- 1棟
- 時代
- 鎌倉時代中期
- 所蔵
- 吉良町饗庭 金蓮寺
県内最古の木造建造物で、文治2年(1186)に源頼朝が三河国守護の安達藤九郎盛長に命じて建立した三河七御堂(みかわしちみどう)の一つと伝えられる。平安時代に流行した阿弥陀堂の系統に属するが、様式や手法から鎌倉時代中期の築造と考えられている。
桁行三間、梁間三軒、寄棟造、桧皮葺。正面と側面に庇を出し、面取角柱や半蔀や板扉、舞良戸などの建具を用いるなど、穏やかな邸宅風の意匠を取り入れている。内部には低い高欄付須弥壇を設け、阿弥陀三尊像を祀る。
一時は瓦葺であったが、昭和29年(1954)の解体修理で創建当時の桧皮葺に復元され、翌年、国宝に指定された。深い軒と緩やかな屋根の曲線が、見る位置によって異なる表情を見せる優美な堂である。
内部の見学・解説をご希望の場合は、4人以上のグループにて、観光ボランティアガイド「吉良あないびとの会」へお申し込みください。(拝観料1人200円。今後の修理費に充てられます)
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