にしおの郷土料理レシピ集
西尾ならではの魅力的な料理を紹介します!
01 煮みそ
02 したじ飯
03 落花生の煮豆
04 箱寿司
05 いがまんじゅう
06 油菓子
01 煮みそ
愛知県といえば「赤味噌」。主に寒い時期に食べられ、農家を中心に親しまれてきた家庭料理です。大根や人参などの旬の野菜を自家製味噌で煮込んだ料理で、具材や味付けに決まりはなく、その家庭ならではの味があるため、食べたら懐かしさを感じられる料理です。
材料<4人分>
大根:5cm にんじん:1/2本 ごぼう:1/2本 里芋:3個 ねぎ:1本
豚肉:100g こんにゃく:1/2枚 はんぺん:2枚
だし汁:600ml 赤味噌:100g さとう:大さじ3 みりん:大さじ3
作り方
- 大根、にんじん、ごぼう、里芋は乱切りにし、ねぎは1cm幅の斜め切り、豚肉とはんぺんは食べやすい大きさに切り、ごぼうとこんにゃくはさっとゆでる。
- だし汁の中にねぎ以外の1を入れて、赤味噌、さとう、みりんを加えて煮立て、あくを取りながら野菜が柔らかくなるまで弱火で煮る。
- 最後にねぎを加えてひと煮立ちさせたら出来上がり。(お好みで七味唐辛子を入れるのもオススメです。)
02 したじ飯
鶏肉や季節の野菜を具にしたまぜごはんです。由来はごはんに下味をつけることから「したじ飯」と言われています。西尾市内でも「したじ飯」という呼び方が継承されている地域は限定的で旧西尾市東部地区と言われています。「にんじんご飯」とも呼んでいる地域もあります。
材料<4人分>
米:2合 鶏もも肉:80g ちくわ:1本 にんじん:1/2本 ごぼう:1/4本
こんにゃく:1/4枚 油揚げ:1/2枚 干ししいたけ:2ケ
しょうゆ:大さじ2 さとう:大さじ1 みりん:大さじ1
作り方
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鶏肉は1cmの角切り、干ししいたけは水で戻して、薄く切る。(戻し汁は使う。)
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ちくわは縦半分に切りって3mmに切る。
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にんじんは3cm×5mmの短冊切りにする。
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こんにゃくは縦4等分にして、5mmに切る。
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油揚げは半分に切って3mmに切る。
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ごぼうはささがきにして、水にさらす。
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鍋に材料としいたけの戻し汁、調味料を入れて煮る。
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炊き上がったごはんに7の具を少しずつ混ぜながら、全体に味がつくように混ぜたら出来上がり。
03 落花生の煮豆
落花生をにんじん、ごぼう、こんにゃく等と一緒に煮た料理で、今も食卓にならぶ家庭料理です。落花生は通常、煎ってピーナッツとして食べることが多いですが、煮た落花生は独特の食感とおいしさが味わえます。この地域では、落花生のことを「地豆(じまめ)」とも呼んでいます。
材料<4人分>
乾燥落花生(煮物用):250g 鶏もも肉: 80g ちくわ:2本
にんじん:1/2本 ごぼう:1/3本 干ししいたけ:2枚 こんにゃく:1/2枚
しょうゆ:大さじ3 さとう:大さじ2 みりん:大さじ1 酒:大さじ2 油:大さじ1
作り方
- 乾燥落花生(煮物用)は、さっと洗い一晩水に浸して、やわらかくなるまで茹でる。
- 干ししいたけは水で戻す。(戻し汁は使う。)
- 鶏肉、しいたけ、にんじん、ごぼう、こんにゃくは1.5cmの角切り、ちくわは縦半分に切り1cm切りにする。
- なべに油をひいて、鶏肉を炒め、他の材料も炒める。
- しいたけの戻し汁を入れて煮る。
- あくが出たらすくう。
- さとうを入れ、材料がやわらかくなったら、しょうゆ、みりん、酒を加えてさらに煮る。材料が煮えたら出来上がり。
04 箱寿司
かつては祝い事や祭り事など人が集まるときに作られてきた「箱寿司」。四角い木箱に酢飯を詰めて作る「箱寿司」は全国にありますが、西三河の「箱寿司」は、かまぼこや卵、でんぶ、えび、しいたけ等を彩りよく斜めに配置されているのが特徴。これは皆が平等に様々な具材を楽しめるようにという配慮から考えられたものです。
材料<2合分>
米:2合 酢:50ml さとう:大さじ11/3 塩:小さじ1
卵:1個 さとう:大さじ1 塩:少々
干ししいたけ:2枚 さとう:小さじ1 しょうゆ:大さじ1 みりん:小さじ1
えび:6尾150g さとう:大さじ1 酒:大さじ1 塩:小さじ1
桜でんぶ:適量
きぬさや:8個 塩:少々
作り方
- ごはんは合わせ酢が入るので少し硬めに炊く。酢とさとうと塩を混ぜ合わせて合わせ酢を作る。ご飯が熱いうちに合わせ酢をかけ、冷ましながら混ぜる。
- 卵は割りほぐし、さとうと塩を入れ、いり卵を作る。
- 干ししいたけは戻して、薄切りにし、しょうゆとさとう、みりんとしいたけの戻し汁を入れて煮る。
- えびは背わたをとり、ゆでて細かく刻み、さとうと酒、塩でえびそぼろを作る。
- きぬさやはさっと塩ゆでし、細切りにする。
- 箱寿司の箱にはらんの葉を敷き、すし飯を入れて軽く押さえ、具をすし飯の上に斜めにならべる。
- はらんの葉をのせ押し、ふたをしてしばらく置くと出来上がり。(はらんの葉には殺菌作用があるといわれている。)はらんの葉が無ければ、ラップを使いましょう。
05 いがまんじゅう
西三河地域で雛祭りのお菓子といえば「いがまんじゅう」。粒あんやこしあんを包んだ餅に、ピンク、黄色、緑に染めたもち米をちらした郷土菓子です。ピンクは桃の花、黄色は菜の花、緑は新芽を意味すると言われています。桃の節句に「いがまじゅう」を食べるのはこの地域独特の風習です。
材料<6個分>
上新粉:80g 片栗粉:15g さとう :大さじ1/2 水:40cc
あんこ:100g もち米:適量 食用色素:少々 水(1色に対し):50cc
作り方
- もち米は洗い、水に1時間程度浸しておく。
- 耐熱容器に食用色素1色に対して水50ccを入れる。その中に水に浸したもち米をいれ、電子レンジ500wで3分程度加熱する。
- 上新粉、片栗粉とさとうをボールに入れ、泡だて器でよく混ぜる。
- よく混ざったところで湯80ccを2回に分けて入れる。耳たぶくらいの固さになるようにこねる。(湯の量は調節する。)
- 生地を6等分、あんこも6等分する。生地であんこを包み、加熱したもち米をのせ、蒸し器に並べる。
- 中火で10分程度蒸したら出来上がり。
06 油菓子
西尾市幡豆地区、蒲郡市形原町、西浦町といった比較的狭い地域の家庭で長い間継承されてきた貴重な郷土菓子です。素朴で懐かしい味で歯が折れそうなくらい硬いタイプから柔かいタイプまで家庭により好みも様々。保存性に優れているため、海に近いこの地域では漁師が海に出る際に一斗缶に詰めていったとも言われています。また、この地域ではひな祭りには、雛あられのかわりに油菓子を作る風習もあります。
材料
小麦粉:500g さとう:300g 卵:3個 塩:ひとつまみ
作り方
- 卵とさとうを混ぜておき、そこに小麦粉を入れていき、よく練って混ぜる。
- 麺棒で4mmくらいの厚みに伸ばし、2cm×8cmのサイズに切る。ねじるタイプを作る場合は、真ん中に切れ目を入れてねじる。
- 170℃の油できつね色になるまで揚げる。
- できあがり。作ったその日は柔らかく、翌日には少しかたくなる。
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