八王子貝塚出土品
- よみ
- はちおうじかいづかしゅつどひん
- 指定・種別
- 県指定・考古資料
- 員数
- 586点
- 時代
- 縄文時代後期
- 所蔵
- 西尾市資料館
西三河地方を代表する貝塚である八王子貝塚から出土した土器は、縄文時代後期の尾張・三河・遠江の標識土器として、「八王子式土器」と名付けられている。従来、関東地方の影響が指摘されてきたが、近年は西日本文化の影響も受けていることが判明し、八王子貝塚が東西文化の接点に位置することが明らかとなり、その重要性が再認識されている。また、出土品には当時の伊勢湾・三河湾沿岸の生活文化を如実に示すものが多く、なかでも土偶の出土例の多さは注目され、矢作川上流域との文化交流も強いことがわかる。
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