岩場古墳出土品
- よみ
- いわばこふんしゅつどひん
- 指定・種別
- 県指定・考古
- 員数
- 一括
- 時代
- 古墳時代中期
- 所蔵
- 吉良町白浜新田 西尾市吉良歴史民俗資料館
岩場古墳は勝楽寺東側の尾根先端に位置する墳長約30m程度の帆立貝形前方後円墳である。昭和25年(1950)に吉田中学校歴史クラブの生徒が岩石採集の際、偶然埴輪棺を発見したことをきっかけに発掘調査が行なわれた。さらに翌年墳頂部から全国でも出土例が25例ほどしかない円筒棺(えんとうかん)が発見されている。
円筒棺からは副葬品として、勾玉、管玉、鉄鏃、鉄刀、鉄斧、鉄鎌、鉄錐、手鎌などの鉄製品が多数出土した他、墳頂部からは須恵器が出土している。本古墳は、古墳時代中期中葉の典型的な副葬品を有する三河地方の代表的な古墳として重要である。なお、出土品は西尾市吉良歴史民俗資料館に展示されている。
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