絹本著色地蔵菩薩像

ページ番号1002729  更新日 2021年4月21日

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写真:絹本著色地蔵菩薩像

よみ
けんぽんちゃくしょくじぞうぼさつぞう
指定・種別
県指定・絵画
員数
1幅
法量
縦143.8cm 横78.4cm
材質
絹本濃彩
時代
朝鮮 高麗時代
所蔵
下矢田町 養寿寺(西尾市岩瀬文庫寄託)

寺伝では大日如来とされていたが、頭に頭巾をかぶり、右手に宝珠を持つ、いわゆる被帽地蔵の図である。こうした被帽地蔵は中国敦煌や朝鮮半島の作品に遺例があるが、単独の立像や十王を伴った坐像の姿で描かれることが多く、本図のような単独の坐像は例が少ない。着衣や台座には華麗な文様が施されている。身光を白色顔料で描いたり、肉身に金泥で塗り、朱線でくくる手法が観音菩薩像と共通するため、同じ工房の制作の可能性がある。制作は14世紀後半と見られる。箱蓋裏に、同寺10世継空の代(1734没)に「三陽田貫村手嶋源之助老母」が亡き夫と息子のため表具の修理を行った旨の墨書がある。

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