生活習慣病予防
生活習慣病とは
生活習慣病とは、食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与し、それらが発症の要因となる疾患の総称です。
日本人の死因の上位を占める、がんや心臓病、脳卒中は、生活習慣病に含まれます。
生活習慣病の多くは、発病してもかなり進行するまで自覚症状がほとんど現れないという共通点があります。
そのため健康診断などで生活習慣病のリスクを指摘されたり、さらには検査結果が病気の診断基準に達するほどの異常値であったとしても、それを自覚しにくいため、“サイレントキラー”と呼ばれています。
生活習慣病の多くは、肥満・メタボリックシンドロームを基盤として発症・進行します。
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積があり、脂質値、血圧、血糖値のうち2つ以上に異常を認める症候群のことです。
メタボリックシンドロームの方は、そうでない方と比べて、2型糖尿病になるリスクは約3倍、心血管疾患をおこし、それにより死亡するリスクは約3倍になるといわれています。
また、非アルコール性脂肪肝、高尿酸血症、腎臓病、睡眠時無呼吸症候群といった病気にもつながります。
(生活習慣病オンラインより)
西尾市の現状
令和2年度に特定健診を受けた西尾市のメタボリックシンドローム該当者・予備群は下記のグラフの通りです。
特定健診を受けた男性のうち、40代は約3人に1人、50~74歳は約2人に1人がメタボリックシンドローム該当者・予備群という結果となっています。
資料:KDB(国保データベース)データ
将来を考えて
メタボリックシンドロームの予防には、「内臓脂肪型肥満」にならないように気を付けることが重要です。
そのためには、食生活の改善・適度な運動・適切な睡眠時間を確保しましょう。
食事をとるのが遅くなってしまう方や、なかなか運動する時間が取れない方もいると思います。
しかし、将来がんや心臓病、脳卒中などの重大な病気になる前に、昼食にサラダを1品追加する、階段を使うなどのできそうなことから一歩ずつ始めてみませんか。
西尾市民げんきプラザ
西尾市には65歳以上の方、40から64歳のメタボリックシンドロームまたは予備群等の方を対象にした運動施設”西尾市民げんきプラザ”があります。
運動指導員、保健師・看護師が皆さんの健康づくりをサポートします。
健康にしおマイレージ
西尾市では健診(検診)の受診、食事や運動などの健康づくりの実践、健康教室などに参加してポイントをため、抽選で景品が当たる「健康にしおマイレージ」を実施していますのでぜひご参加ください。