三河万歳
- よみ
- みかわまんざい
- 指定・種別
- 国指定・無形民俗文化財
- 保存団体
- 西尾市三河万歳保存会
太夫(たゆう)と才蔵(さいぞう)が賀詞を掛け合いながら舞い、新年の訪れを祝福する民俗芸能。地元では地名をとって「森下万歳」、訪問した大名や町家の屋敷の座敷で舞うことから「御殿万歳」(ごてんまんざい)と呼ばれている。起源は諸説があるが、江戸時代には土御門家の支配を受け、江戸をはじめ諸国を廻勤した。三河出身の徳川家によって優遇され、苗字帯刀や大紋の直垂の着用が許され、江戸城の元旦の開門の儀式を司るなど全盛期を迎えた。明治以降は神道職として続けられたが、戦時下で巡業が困難となり、戦後も時代の変化とともに衰退した。現在は市内では西野町小学校の「御殿万歳クラブ」が伝承活動の中心となっている。
平成7年に安城市・幸田町の万歳とともに「三河万歳」として国の無形民俗文化財に指定された。
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