一色の大提灯六組
- よみ
- いっしきのおおぢょうちん
- 指定・種別
- 県指定・有形民俗
- 付
- 柱組み一式
- 員数
- 6組
- 所在
- 一色町宮添 諏訪神社 一色大提灯保存会
諏訪神社の境内に巨大な提灯を掲げ、海魔退散を祈る祭り。例年8月第4土・日に開催される。
かつて一色の浜に夜ごと海魔が現れて人畜や田畑を襲ったため、神前で大かがり火を焚き、魔鎮めの剱を奉った。寛文年間(1661~1672)には提灯による献灯となり、次第に氏子の組が提灯の大きさと華美さを競い合うようになった。幕末には競争が一段と激しくなり、西尾藩から提灯を大きくしないように再三の通達があったが、破ったために処罰を受けた組もあった。
現在は6組(間浜組・上組・中組・大宝組・宮前組・諏訪組)が、それぞれ3本の柱を建て、屋根型の覆いを付け、提灯2張りずつを掲げる。最も大きいものは間浜組の提灯で、大柱の高さ17m、提灯の胴回り直径5.6m、口輪直径2.28m、長さ10.0m、大蝋燭の長さ1.1m、重さ93kg。いずれも極彩色で歴史や神話を題材とした絵が描かれている。
一色学びの館に大提灯のレプリカが展示されている。
※大提灯を追ったドキュメンタリーは、下記をご覧ください(vimeo.com に接続)。
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