「梨おとうさん会」の活動

ページ番号1003067  更新日 2021年6月1日

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「三河梨」の産地である西尾市では、産地強化のため、会社などを定年退職後に梨の栽培を始める方(定年帰農者)を中心に「梨おとうさん会」を作り、栽培講習会を行っています。
高齢化により農業の担い手が減少する中、やる気のある定年帰農者の方を「産地リーダー」として育成できるよう、県農業改良普及課やJA西三河などの関係機関と連携を図りながら活動をしています。

梨おとうさん会の活動

写真:梨おとうさん会


西尾市内の梨の農家は、お父さんが働きに出て、お母さんが畑の世話をするという家庭が多いようです。そのため、定年を迎えて夫婦で梨の栽培をやろうとしても、お父さんは栽培についてよく分かりません。そこで、そういったお父さんが集まって勉強をしようというのが「梨おとうさん会」です。有識者による指導のもと、梨の栽培技術を日々学んでいます。

梨おとうさん会の講習内容

  1. 研修会(座学、実習)
    JA西三河あぐりセンター高河原、実習圃場で研修会を行っています。
    内容:摘果、芽かき、新梢誘引、土壌肥料、病害虫、せん定、巡回指導会、高接ぎ、新植、人工授粉など
  2. 視察研修
    他市の梨産地や、選果場、産直市場等へ研修に行きます。
  3. 調査研究活動
    害虫「ナシヒメシンクイ」対策、萎縮症対策、根系調査、その他、個別テーマを設定し調査研究を実施しています。

写真:座学の様子

座学では、基本的な知識から学習をします。アットホームな雰囲気で、梨栽培について分からないことがあれば講師に気軽に質問をしています。


写真:摘果の様子

座学の後は、実際に圃場に出て、実技の講義です。5月は摘果について、どの実を摘むか、自分で実際にやってみながら覚えます。


写真:剪定の様子

秋も深まると、剪定が始まります。講師の「匠の技」を習得しようと、真剣なまなざしで見つめます。


写真:土壌管理

梨の栽培には「土づくり」も大切です。穴を掘って堆肥を木の根元に埋め込みます。大変な作業ですが、エンジン付オーガを使えば効率が良いです。

お問い合わせ先

西尾市役所農水振興課 農政担当
電話:0563‐56‐2111

愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課 西尾駐在室
電話:0563-57-4154

このページに関するお問い合わせ

産業部 農水振興課
〒445-8501 西尾市寄住町下田22番地

電話
  • 農地・担い手・畜産:0563-65-2134
  • 農政・水産:0563-65-2135
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ファクス
0563-57-1322

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