放置された産廃処分場の跡地

はじめに

 西尾市一色町生田竹生新田地内には、過去に民間の事業者が産業廃棄物処分場(産廃処分場)を設置し、廃棄物の埋め立てを行った後、排水処理を行わずに「放置された産廃処分場の跡地」があります。

 産廃処分場の跡地は、平成18年に許可権者である愛知県により、最終処分場の許可が取り消されてしまいました。また、当時、産廃処分場を運営していた事業者は、登記上も解散しており、放置された状態が続いています。 

 平成26年に設置した一色地区産廃跡地問題地域会議(地域会議)では、委員と問題の共有を行い現地を確認した上で、問題解決の手法について協議を行ってきました。

 

市長への報告

 平成29年8月10日に、地域会議の会長、副会長が本会議の結論をまとめた「提案書」を市長に手渡しました。提案書では、現状、周辺の生活環境や自然環境に影響を及ぼしていないことから監視の継続が提案され、監視条件や対応条件についても併せて提案されています。

 報告を受けた市長は、「専門的知見を踏まえた提案であるため、内容を尊重し、対応を考えたい」と述べました。

 

地域会議で示された3つの方向性 

  1. 放置された産廃処分場跡地は、アシやススキなどの植物が繁茂し、隣接する排水路を含め、鳥類や爬虫類などいろいろな生物が確認できる。特に、葦原では、絶滅危惧種の野鳥・チュウヒが越冬している状況から、跡地が周辺の生活環境や自然環境に影響を及ぼしているとは考えにくいため、掘り返しなどはせず、当面の間、環境の監視を継続するのが望ましい。
  2. 現在、県や市が行っている周辺水路の水質・底質の調査の頻度などを見直し、環境を監視すること。また、これまで行われていない地表面へのガスの発生状況の調査を検討すること
  3. 環境調査の結果を協議できる組織づくりを検討すること

 

委員名簿 

 委員名簿.pdf [67KB pdfファイル] 

 

検討協議の経過

協議年月日 名称 内容

H26年12月17日

第1回会議
  • 産廃跡地の概要、関係法令について説明
  • 情報交換

H27年2月18日

第2回会議
  • 産廃処分場跡地現場視察
  • 第1回会議質問、検討事項について
  • 情報交換

H27年5月20日

第3回会議
  • 愛知県の参画要請について
  • 解決手法案について
  (1)全量運び出し
  (2)汚水処理施設新設
  • 情報交換
H27年8月7日 第4回会議
  • 解決手法案について

  (1)全量運び出し補足説明

  (2)封じ込め

  (3)封じ込め事例紹介(豊田市環境部)

  • 情報交換

※次回の会議は、今後の方向性について、具体的な協議ができる段階で開催することとされた。

H29年7月12日 第4回会議
  •  「全量運び出し」、「封じ込め」の係るメリット、デメリットについて
  • 解決手法提案について
H29年8月10日 提案書提出  本会議の結論をまとめた「提案書」を市長へ提出

 

※会議資料、提案書はこちらwww.city.nishio.aichi.jp/index.cfm/10,36800,37,639,html