縄文時代から近世まで500余りの遺跡が語る西尾の歴史

 矢作古川流域に展開する沖積平野、東部に続く幡豆山地の山並み、北東から南西に延びる碧海台地、広く海に開放している海岸部、そして三河湾に浮かぶ真珠のような島嶼――こうした地形的変化に富む西尾市域では、旧石器時代以降たくさんの遺跡が築かれてきました。新編西尾市史の第一冊目として発行する『資料編1 考古』は、これらの遺跡からのメッセージです。

 本書は、はるか大昔のまだ文字が使われていなかった時代の人々の暮らしぶりを、また文献史資料が残されている時代の歴史の一断面について、地中に残されてきた遺構や遺物などの考古学的な分析を通してまとめたものです。捨てられて地中に埋蔵された生活用品や廃墟となってしまった建物跡が雄弁に歴史を語ることはありません。しかし、文字に記されてはいない昔の人々の生活や社会の姿、人や物資の移動、情報の伝達や交流の様子などについては、遺構・遺物からその一端を理解することができます。遺跡からのメッセージを通して、昔の人たちの知恵や生きる力を想像していただければと考えます。

考古部会 編集委員(部会長) 加藤安信

チラシは、こちら。  

基本情報

A4判 約800頁 上製本 フルカラー 5,000円 

付録 西尾市内遺跡位置図(B1判)

令和元(2019)年5月30日頒布開始

 

内容

口絵・序・凡例・目次

第1章 総論

自然環境と遺跡の形成/遺跡と考古資料から見た時代の動向/編年/西尾市の遺跡保護調査史

第2章 主要遺跡解説

市内130件余の遺跡(古墳・貝塚・集落・古代寺院跡・窯跡・城跡・墓所など)の位置と立地・調査経過・遺構・遺物の実測図・遺跡の特徴・資料の所在・参考文献などのデータをコンパクトに紹介

第3章 特論

市内出土人骨から見た縄文時代人・弥生時代人/西尾市内における縄文時代の埋葬例について/枯木宮貝塚出土人骨の放射性炭素年代測定/縄文時代の生業と関連考古資料/銅鐸/埴輪/横穴式石室/塩生産/古瓦と古代寺院/後田遺跡出土の鏡/熊来郷と八ツ面北部遺跡群/伝えられた城館/中世の石塔/矢穴石

用語解説・遺跡一覧表・文献目録 ほか

付録 西尾市内遺跡位置図

 

購入方法

1冊5,000円。西尾市岩瀬文庫・西尾市資料館・西尾市役所4階教育庶務課・一色学びの館・幡豆支所・西尾市塩田体験館・尾﨑士郎記念館で頒布します。

《配送をご希望の場合は》

本の代金5,000円を現金書留または郵便為替で市史編さん室(下記参照)までお送りください。書名・冊数・お名前・電話番号・住所を書いたメモを同封してください。宅急便(着払い)でお送りします。