堤通手永御田扇祭り(つつみどおりてながおたおうぎまつり) 

田扇祭り写真 平成24年中之郷町から上青野町への渡御のようす

指定・種別   市指定・無形民俗文化財

保持者     堤通手永御田扇祭り保存会

 堤通手永御田扇祭りは、江戸時代から岡崎藩領内の堤通手永区域内で行われる五穀豊穣・町内安全・天下和順を願う民俗行事である。岡崎市内16か所と西尾市内4か所(高落町・新村町・東浅井町・西浅井町)、合計20か所のマチで、1年ごとに神輿を中心とした渡御巡行が引き継がれる。祭りの名称である「御田扇」は「扇」が神輿内に納められたり、大団扇が行列の造り物であることに由来する。

 巡行は毎年7月に開催される。先達・大麻・白杖・提灯1対・梵天1対・大幟・花傘1・大団扇1対・榊樽・唐櫃・御幣・神輿・大団扇1対・花傘2・小幟20本の順を基本として行列を組む。「送るマチ」から出発し、「受けるマチ」との地境で受け渡し式を行い、先達と白杖が交代し、「受けるマチ」の神社で引き継ぎ式を行う。こうした巡行を、1年ごとにマチからマチへと手永内を受け継いでゆく※。

 御田扇祭りは、岡崎藩の農民支配制度である手永制度と深いかかわりをもって生まれ、さらに虫送りや伊勢御師の廻壇配札行為と結びついて行われた民俗行事と考えられる。

 現在、岡崎市と西尾市にまたがる「堤通手永御田扇祭り」、岡崎市と幸田町にまたがる「山方手永御田扇祭り」として開催されるため、平成27年6月に岡崎市・西尾市・幸田町でそれぞれ文化財指定をし、文化財保護の対象とした。

 

※平成28年に下合歓木町(岡崎市)から高落町へ、29年に高落町から新村町へ、30年に新村町から西浅井町へ、31年に西浅井町から東浅井町へ、32年に東浅井町から安藤町(岡崎市)へ引き継がれる予定です。

 

<平成28年の御田扇祭>  

開催日 7月17日(日曜日)

日 程 12:30 下合歓木町(岡崎市)神明社にて葵武将隊演武

    13:00  〃             奉送神事・神楽

    13:30  〃             神前奉納踊り

    14:30  〃             渡御行列出発

    15:30 下合歓木町・高落町地境にて受け渡し式

    16:00 高落町神明社へ渡御行列到着・神前奉納踊り

    17:00  〃     奉送行事(餅投げ)