観音菩薩立像  かんのんぼさつりゅうぞう

  観音菩薩立像写真

指定・種別 市指定・彫刻
員 数 1躯
法 量 像高75.7cm
材 質 木造(一木造) 素地 彫眼
時 代 平安時代(11~12世紀)
所 蔵 駒場町 東向寺
 

東向寺境内から西に伸びる丘陵裾部の「観音山」の小堂に祀られていたと伝えられる。内刳りを施さない一木造で、頭躰の幹部材以外は全て後補材に代わっている。背面腰以下のゆるやかながらしっかりと張り出す造形や、稜の名残りを留める条帛の衣文などに10世紀彫刻の余韻を伝えるが、一方で薄手の体躯や穏やかな垂髪の形、女性的感覚的な表情には11世紀中葉の定朝様の新傾向が現われている。様式面では新様式の影響を受けながらも構造面では旧来の手法を残す平安時代後期の在地の仏師の姿勢を窺わせる。


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