木造釈迦如来坐像  もくぞうしゃかにょらいざぞう

釈迦如来坐像写真

指定・種別 県指定・彫刻

員数

1躯
法量 像高40.8cm
材質 木造(寄木造) 古色 衲衣盛り上げ彩色 玉眼
時代 南北朝時代 貞和2年(1346)
作者 性慶

所蔵

巨海町 願成寺
 

中世西条城主・吉良氏創建の願成寺に伝来する。衲衣を両肩からゆったり覆い、定印を結び、宝髻(後補)を高く結い上げた宝冠釈迦如来像(宝冠は欠失)。衣には朱色の胡粉を盛上げ、唐草文、鳳凰文などの文様が施されている。昭和61年の解体修理時に、胎内から胎蔵界大日如来の梵字真言が書かれた和紙に包まれた舎利と、金剛界・胎蔵界の両大日如来と真言系六観音の尊像種子が書かれた和紙に包まれた舎利が発見された。胎内には以下の墨書がある。〔像内両脚部墨書〕「貞和二年(丙/戌)六月一日作始之/大佛師性慶法印」〔像内後頭部〕「比丘僧琳覺(花押)」〔像内胸腹部〕「比丘僧琳覺(花押)」〔像内体側部〕「明治十二年/卯三月/作直し/一色天神町/佛師/彌四郎/直之」。これによって貞和2年に性慶による制作とわかる。性慶は三条仏所の兼慶の系列下で、西園寺家との関係が指摘されている仏師。


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