「三河梨」の産地である西尾市では、産地強化のため、会社などを定年退職後に梨の栽培を始める方(定年帰農者)を中心に「梨おとうさん会」を作り、栽培講習会を行っています。
 高齢化により農業の担い手が減少する中、やる気のある定年帰農者の方を「産地リーダー」として育成できるよう、県農業改良普及課やJA西三河などの関係機関と連携を図りながら活動をしています。

梨おとうさん会の活動

梨おとうさん会

 西尾市内の梨の農家は、お父さんが働きに出て、お母さんが畑の世話をするという家庭が多いようです。そのため、定年を迎えて夫婦で梨の栽培をやろうとしても、お父さんは栽培についてよく分かりません。そこで、そういったお父さんが集まって勉強をしようというのが「梨おとうさん会」です。県農業総合試験場OBの岡田詔男講師による指導のもと、梨の栽培技術を日々学んでいます。

 

岡田詔男講師が第4回あいちアグリアウォードを受賞しました

あいちアグリアウォード表彰式

 梨おとうさん会の岡田詔男(おかだのりお)講師が、第4回あいちアグリアウォード技術改善部門を受賞しました。この賞は、半世紀余り続いた山崎賞、岩槻賞を継承し、愛知県農業の振興に尽力された方を称えるもので、平成21年度は3部門でそれぞれ1名ずつ受賞されました。
 技術改善部門を受賞された岡田講師は、愛知県農業総合試験場の職員として41年余り試験研究に取り組み、梨の品種「陽水」と「歓月」の開発・育成に取り組まれたこと、「梨おとうさん会」などの地域のナシ栽培の技術向上に取り組んでいることなどが高く評価され、今回の受賞に至りました。
 表彰式は平成21年11月27日に名古屋市の「メルパルクNAGOYA」にて行われ、梨おとうさん会のメンバーも応援に駆けつけました。

 

梨おとうさん会の講習内容
  1. 研修会(座学、実習)
    江原町公民館、実習圃場で研修会を行っています。
    内容:摘果、芽かき、新梢誘引、土壌肥料、病害虫、せん定、巡回指導会、高接ぎ、新植、人工授粉など
     
  2. 視察研修
    他市の梨産地や、選果場、産直市場等へ研修に行きます。
     
  3. 調査研究活動
    害虫「ナシヒメシンクイ」対策、萎縮症対策、根系調査、その他、個別テーマを設定し調査研究を実施しています。

座学の風景

 

 

座学では、基本的な知識から学習をします。アットホームな雰囲気で、梨栽培について分からないことがあれば講師に気軽に質問をしています。

 

 

 

 

摘果の風景

 

 

座学の後は、実際に圃場に出て、実技の講義です。5月は摘果について、どの実を摘むか、自分で実際にやってみながら覚えます。

 

 

 

 

剪定の風景

 

 

秋も深まると、剪定が始まります。講師の「匠の技」を習得しようと、真剣なまなざしで見つめます。

 

 

 

 

 

土壌管理

 

 

梨の栽培には「土づくり」も大切です。穴を掘って堆肥を木の根元に埋め込みます。大変な作業ですが、エンジン付オーガを使えば効率が良いです。

 

 

 

 

 

お問い合わせ先

 西尾市役所農林水産課 農畜産担当
  電話 0563‐56‐2111

 愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課 西尾駐在室
  電話 0563-57-4154