おいしい水の条件

 西尾市の水は、大部分が矢作川と木曽川を水源としています。両川は良好な水質を保っております。
 水道水に満足していない人が多いのか、浄水器を設置する家庭が多いようですが、西尾市では水質基準に適合した水を供給しており、浄水器を設置する必要は全くないと考えられます。しかし、嗜好等の向上により塩素の臭いがしないおいしい水がのみたいというのであれば、使用状態を誤らないという前提で浄水器を使用するのも一つの方法だと思います。
 

おいしい水の条件(厚生省のおいしい水の研究会より) 

項目 指標 内容
蒸発残留物 30~200ミリグラムパーリットル 主にミネラルの含有量を示し、量が多いと苦味等が増し、適度に含まれるとまろやかな味がする。
硬度 10~100ミリグラムパーリットル ミネラルのなかで量的に多いカルシウム、マグネシウムの含有量を示し、硬度が低い水はくせがなく、高いと好き嫌いが出る。
遊離炭酸 3~30ミリグラムパーリットル 水にさわやかな味を与えるが、多いと刺激が強くなる。
過マンガン酸カリウム消費量 3ミリグラムパーリットル以下 有機物量を示し、多いと渋みをつけ、多量に含むと水の味を損なう。
臭気強度 3以下 臭いがつくと不快な感じがする。
残留塩素 0.4ミリグラムパーリットル以下 水にカルキ臭を与え、濃度が高いと水の味をまずくする。
水温 最高20度以下 冷やすことによりおいしく飲める。

 

 おいしい水の飲み方

冷やして飲む

おいしい水の温度は15℃前後といわれます。水道水には殺菌のために塩素が入れられていますが、塩素は水温が高くなると水の中の窒素化合物と反応して、いわゆる「カルキ臭」なるものを発生させます。冷やすとカルキ臭が気にならなくなります。水道水も冷やすと、とてもおいしく飲めます。 

煮沸して飲む

塩素の臭いの気になる方は、しばらく煮沸して湯冷ましにすると塩素臭が消えます。さらに冷やして飲むとよりおいしく飲むことができます。残留塩素を取り除いた水は消毒効果がありませんので、清潔に保存して、早めに使い切るようにしましょう。 

浄水器で飲む

取扱い説明書など浄水器の特性をよく理解して、カートリッジの交換に注意して正しくお使いください。 

用語解説

トリハロメタン

原水中に含まれる有機物と消毒に使う塩素が反応して生成される物質で発ガン性がある。

残留塩素

浄水場では家庭まで消毒効果を維持するために塩素を注入しています。一部は家庭に届くまでに分解しますが、分解せずに水中に残っている塩素を残留塩素といいます。塩素は、消毒効果が高く確実であり、持続性があり、残留量の測定が容易で維持管理が容易である等消毒剤として優れています。

シマジン

農薬の一種で代表的な畑作除草剤です。一年生雑草に使用されます。性状は白色結晶で、水には不溶です。

色度

色度とは水中に含まれる溶解性物質及びコロイド性物質が呈する類黄色又は黄褐色の程度を数値で表したものです。水質基準値5度は、肉眼ではほとんど無色と認める限界です。

濁度

濁度とは、水の濁りを数値で表したもので、土壌その他浮遊物の混入、溶存物質の化学的変化などにより変化します。水質基準値2度は肉眼ではほとんど透明と認める限界です。

マンガン

生体必須要素の一つで、欠乏すると成長の鈍化・貧血・生殖障害等がおこります。水道水にマンガンが含まれると、徐々に酸化されて二酸化マンガンとなり配水管の内壁に付着蓄積します。それが管内の流速変化等によりはがれて流出すると黒い水がおこります。

pH(ペーハー)値

水素イオン指数の事で、溶液の酸性・アルカリ性の強さを指数で表したものです。中性はpH(ペーハー)7で、これより数値が大きいとアルカリ性、小さいと酸性です。pH(ペーハー)値は汚染等による水質変化の指標や薬品注入量の判断等に使われています。