市長が職員に向けて月に一度メッセージを発信していますので、その内容を掲載します。

 

令和元年6月3日(月曜日) 

みなさん、おはようございます。
市長の中村健です。

今日は、「機会損失」について話をさせていただきます。

機会損失というのは、元々は経済学の用語で、ある意思決定をしないことで、利益を得る機会を失い、それによって生じた損失のことをいいます。

分かりやすく言えば、得られるはずの機会を得られなかったことによる損失を意味します。

 

そしてこれは、私たちが仕事をしていく上でも、参考にしてほしい考え方です。

何か新しい取り組みをするか否かを判断する時、実現できる方法を考えるか、実現できない理由を探すか、みなさんはどちらでしょうか。

やれない理由が真っ先に口をつく人によくある傾向として、新しい取り組みを始めることによるリスクばかりを考えるように感じます。

現状が問題ないという前提に立てば、そのような考え方も理解できますが、機会損失の考え方を当てはめれば、何も実行していないことによって、実行していれば得られたであろう恩恵や利益を得られていないということになります。

そう考えると、物事の見え方も随分変わってくるのではないでしょうか。

 

機会損失は、表に出てきていない損失なので、ついつい軽視してしまいがちですが、物事の本質を考える上で大変重要な考え方です。

よく市民のみなさんからお聞きする、行政に対する希望・要望として一番多い内容は、できない理由ばかり言うのではなく、できる方法を考えてほしい、後ろ向きな姿勢で仕事をするのではなく、もっと前向きに仕事をしてほしいというものです。

特に、民間の創意工夫をまちづくりに活かしていくことの重要性がますます高まる、これからの時代にはなおさらであり、私たちは、柔軟な姿勢で新しいことにもチャレンジしていかなければなりません。

 

たら・ればのリスクばかり頭でっかちに考えるのではなく、まずはやってみる。

そして、やってみての反省を活かし、次に繋げる。

走りながら考える中で、より良いものを作り上げていく。

もちろん、スピード感よりも確実性が求められる業務も少なからずありますが、変化の早い時代に必要とされる考え方として、肝に銘じてもらえればと思います。

 

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